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Medical診療案内

Decay虫歯

虫歯の原因

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口の中にたくさん住んでいる細菌のおもな虫歯の原因菌がストレプトコッカスミュータンスレンサ球菌です。

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飲食物の中の「糖質」を栄養に口の中の虫歯菌が、歯の表面に粘着質の物質をつくります。

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プラークとは、粘着質の物質の中に虫歯菌や他の細菌が定着し、増殖していくものです。

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虫歯とは、プラークの中の虫歯菌が食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、徐々にエナメル質を溶かしていくことです。砂糖だけではなく、米やパンにも「糖質」は多く含まれており、普通の食事をすれば間違いなく含まれています。

虫歯の予防

  • プラークが歯に定着しないように歯をきちんと、こまめに磨きましょう。
  • アメなど糖質の多いモノの摂取量を減らしましょう。
  • 糖質の摂取回数を減らしましょう。
  • 生えたての永久歯や乳歯は歯質が弱く虫歯になりやすいので、歯質の強化を図りましょう。
  • シーラント、フッ素入り歯磨き・ジェル、フッ素塗布などで予防をしましょう。

プラスチックでシール(ガード)する方法で、特に6才臼歯は虫歯になりやすい為、歯の溝を予防します。

歯磨き後のフッ素ジェル
フッ素入り歯みがき

フッ素塗布

深い虫歯の進行

虫歯が深部まで進行すると、細菌のために 歯髄(神経)に炎症が起きます。

さらに炎症が進むと歯髄(神経)全体に広がります。

そのまま放っておくと歯髄(神経)は死に、細菌が 根の先に流れ、膿のフクロができます。

時にはその膿が歯肉を破って外に排出されることもあります。

歯髄(神経)の治療が不十分な場合、再び根の先の病気になることがあります。
再度、歯髄(神経)の治療をやり直す必要があります。

Periodontal disease歯周病

歯周病の原因

歯を支えているまわりの組織(歯肉、歯槽骨など)の病気が「歯周病」です。 歯周病は自然に治ることはありません。虫歯と違いほとんど痛みがなく、気づかないうちに進行します。放っておくと症状は急速に進行し、やがて歯が抜けます。


1.歯周病最大の原因がプラークです。細菌の集団であるプラークが出すさまざまな物質によって歯肉に炎症がおこり、同時に細菌を攻撃するための細胞が出てきて、細菌と体の抵抗力との闘いが始まります。細菌が増加し、防衛能力を上回ると炎症が進行します。

2.歯面に付着したプラークは時間がたつと石灰化して歯石となり歯肉を刺激し、炎症を悪化させます。炎症が進むとやがて歯槽骨が溶解し始めます。

3.細菌の中の歯周病関連菌の質と量、それらの作用時間、治癒力とのバランス、自分自身の抵抗力が歯周炎の発症と進行の程度の違いと考えられています。

  • プラークの除去を困難にし、歯茎を痛める不正な歯並び、咬み合わせ。
  • プラークを増加させる軟らかい食べ物、糖質の多い食べ物。
  • 歯肉を傷つける「つまようじ」の使いすぎや、歯ブラシの使い方の悪さ。
  • 隙間にプラークがたまりやすい、適合の悪い被せ物や入れ歯。
  • 歯や歯茎にダメージを与える歯ぎしり、強い噛みしめ。
  • 精神的ストレスや過労、全身的疾患、体質、遺伝的素因。(糖尿病やビタミンCやタンパク質の不足等)
  • 細菌対する抵抗力を弱める喫煙。
  • 口呼吸。

歯周病の予防

プラークコントロールを欠かさず、お口の中を清潔にしておくことです。 そのためには正しいブラッシング、フロッシングがとても大切です。

定期的に(3ヶ月~1年に1度)歯科医療機関で検診を受け、歯石を取り除きましょう。
歯石は歯ブラシでは取り除けません。

虫歯予防と同じ、砂糖の摂取量や摂取回数を減らしましょう。

全身の健康に注意し、栄養のバランスを整えることも必要です。また、軟らかい食べ物ばかり摂取しないで繊維性の食べ物も取りましょう。

歯周病の進行

[G]歯肉炎

歯肉にのみ炎症が生じたもので、歯根膜や骨(歯槽骨)までは破壊されていないもの。
プラークや歯石が原因で歯肉に炎症を起こします。歯肉は暗赤色で丸みを帯びて腫れ、歯磨きの時や硬いものを食べた時に出血しやすくなります。正しいブラッシングと歯石除去で良くなります。

[P1]軽度歯周炎

歯(歯槽骨)が歯根の長さの1/3まで消失したもの。
歯茎の炎症が進行すると歯と歯茎の間の付着期間が溶け、歯周ポケットができます。また、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け始めます。

[P2]中等度歯周炎

歯(歯槽骨)が歯根の長さの1/3~1/2程度まで消失したもの。
炎症がさらに悪化すると歯槽骨が溶け、歯根部分が露出し、冷たいものや熱いものがしみたりする事もあります。歯石が歯周ポケットの奥にますます付着し、歯茎が腫れ膿がでてきます。口臭も徐々にひどくなり、歯を支えている骨(歯槽骨)の吸収により歯がグラグラ動きます。

[P3]重度歯周炎

歯(歯槽骨)が歯根の長さの1/2以上消失したもの。
歯槽骨がほとんど無くなり歯根が露出し、最期には抜けてしまいます。

歯周病の初期治療

毎日の正しいブラッシング、フロッシングでプラークを完全に除去し、口の中を清潔に保つことが基本です。上手に磨けているか、歯科医療機関で指導を受けることをおすすめします。


歯石除去(スケーリング)

歯面に付着した歯石を専用の器具(スケーラー等)で除去します。
歯石は歯ブラシでは取り除けません。

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)

ポケットに面した歯根にプラークや歯石が付着するとその一部がセメント質(歯の組織)の中に入り込んで汚染され、根の表面はザラザラになります。
このような悪いセメント質を取り除いて根面をつるつるにし、プラークの再付着をふせぎ、歯と歯肉を再びくっつきやすくします。

歯周ポケット掻爬(Pcur)

ポケットが深くなると汚れが停滞しやすくなり、悪循環を生じます。歯根についた歯石とともに細菌に侵された悪い歯肉の一部も取り除き、歯周組織の炎症を改善し、ポケットを浅くする処置をします。

歯周病の初期治療後次のような症状があるかもしれませんが心配はいりません。

■歯がしみる [知覚過敏(Hys)]

根の部分が露出し、刺激を敏感に感じるようになるかもしれません。 ブラッシングで徐々におさまってきますが、我慢できない症状なら歯科医院でしみない処置をしてもらいましょう。
「シュミテクト」や「フッ素入り歯磨き」、「フッ素ジェル」などで磨くのも効果的です。しみるのでブラッシングを怠るとまた悪循環を繰り返します。

■歯が伸びたような気がする

歯石を除去し、炎症で腫れていた歯ぐきが引き締まったので歯が伸びたように感じますが、伸びたわけではありません。

Preventive dentistry予防歯科

痛んでから歯医者にくるのではなく、歯のトラブルを未然に防いでいきましょう。

歯を守ることは体全体の健康にも役立ちます。
痛くなってから受診するのではなく、予防ケアのために歯科医院に通っていただくことが、お口の健康を守り、患者様の健康をサポートすると考えています。

虫歯や歯周病などの慢性疾患は、悪くなる度に治療を繰り返していたのでは、健康にプラスになりません。歯や歯茎の病気の多くは細菌の感染症です。悪化するかどうかは、生活習慣や体質によって決まります。

ですから、根本的な原因をなくし、生活習慣や体の弱点を改善することが本当の治療です。
年をとっても歯で苦労する心配をなくし、イキイキとした生活を送っていただくことが、私たちの願いです。


予防歯科のメリット

  • 虫歯や歯周病を防げる
  • 軽い症状のうちに発見ができ、身体的・金銭的な負担が軽くなる
  • クリーニングによって歯を清潔に保てる
  • 歯の寿命を延ばすことに繋がる

定期検診の重要性

治療後の良い口腔環境を維持するためには、定期的なメインテンスが重要です。
治療の際、汚れがどこに溜まっていたか、溜まりやすいのかを確認しながら、磨きにくい箇所のブラッシング方法もアドバイスさせていただきます。
予防歯科では、歯科衛生士によるクリーニングやブラッシング指導を中心に行っており、歯間ブラシの適切なサイズや歯ブラシの使い方など、患者様に合わせて適切なアドバイスを心がけております。

PMTCとは

歯科衛生士による、専用の機械を用いたクリーニングのことです。
普段のブラッシングでは落としきれない汚れを専用の機器を用いて丁寧に落としていきます。歯や歯肉を傷つけることのないよう、丁寧にクリーニングをさせていただきます。

Pediatric dentistry小児歯科

お子様は乳歯と永久歯が混在し、あごの成長がもっとも盛んな時期で、お口の状態もどんどん変化していきます。

そんな幼児期から小児期は、健康な大人の歯と美しい顔の骨格を作るためにもっとも大切な時期となります。小さい頃から積極的に歯の健康を守り予防歯科について学んでいくことは、お子様の将来にとって大きなプラスとなることでしょう。

当院には、ご家族の定期検診に合わせて受診をしていただくお子さまも多くいらっしゃいます。

親御様、お子さまのお口の健康維持をサポートさせていただきますので、どうぞお気軽にご利用ください。

子どもの予防歯科で大切なポイント

01 定期検診
歯の生え変わり、骨格が目まぐるしく成長・変化していく時期です。3ヶ月に1回の定期検診をお勧めしています。
虫歯や歯茎の状態のチェックのほか、歯並びやかみ合わせの状態もチェックしていきます。
02 ブラッシング指導
歯磨きのブラッシング指導は根気強く毎回ご来院のたびに行います。お子様がどのように歯磨きをしているのかをチェックし、磨き癖や間違った磨き方を修正しながら、一人できれいに磨けるように丁寧に指導します。保護者の方にも歯磨きのポイントや仕上げ磨きの方法などについてお伝えいたします。
03 クリーニング
専門の機械を使い、歯ブラシで落としきれない歯垢や歯石を徹底的に除去します。特に痛みが出ることはありませんが、お子様が怖がらないよう配慮いたします。
04 フッ素塗布
フッ素は虫歯に負けない歯を作るためにとても有効です。小児期の歯は虫歯になりやすいため、定期的に高濃度のフッ素を塗布します。
05 シーラント
虫歯になりやすい奥歯の溝をコーティングし、虫歯にかかりにくいようにカバーします。
06 食事・生活習慣指導
虫歯になりにくい食事、おやつの食べ方、歯磨きをするタイミングなどについて指導いたします。

診療時間

09:30~12:30---
14:00~19:00---

▲:土曜日は17:00まで
【休診日】水曜・日曜・祝日

アクセス
〒919-2382 福井県大飯郡高浜町東三松21-10
小浜線三松駅 出口 徒歩1分
駐車場あり​(10台)